2013年8月28日水曜日

2013年夏、総括 ~In Giappone その1~

本当は日本での出来事とか、オペラの事とか、マメに更新するつもりだったのだが、根がナマケモノな為に、気がついたら7月をぶっ飛ばして、もう8月も終わりに近くなっていた。
今更、3ヶ月も前の日本のこととか書くのもナンですが、書かないのも残念なので頑張ってみよう。
で、一回の記事で全部書いてやろうと思ったけど、色んな事がありすぎたので無理強いは断念して、何回かに分ける事にした。
ダラダラ長いけど、お時間のある時にでも読んでやって下さい。

帰国してすぐに従姉妹の千絵の結婚式に出席するために軽井沢へ向かった。
とっても素敵な森の中の石の教会ってところでの式では、花嫁入場の時に歌わなくてはならず、ちょっとドタバタしたけど、無事に終了。

やっぱり結婚式って、どんな所でも神聖で幸せが溢れているのね。
おめでとう!

軽井沢からは東京へ直行。そして『夜叉ヶ池』な日々が始まった。
今回の帰国の一番の目的だった新国立劇場での『夜叉ヶ池』、新作で初の日本オペラで、どうなることやら・・・と正直楽しみ半分不安半分で稽古に臨んだわけだが、この作品を素晴らしいものにしてやろう!というエネルギーの塊みたいな稽古場では、キャストもスタッフも文字通り一丸となって、公演に向けて邁進した。



初めて共演するのに和気藹々と仲良くしてくださった素晴らしい歌手の皆さん、この人の頭の中を一度観察してみたいと毎日思っていたスゴイ演出の岩田さん、穏やかな笑顔で稽古を見守って下さった作曲の香月先生、色々と気を使って全体をまとめてくださった指揮の十束先生、新作を歌う不安を陰でしっかり支えて下さった多分世界一の音楽スタッフ、難しい曲をバシッと歌い更にお芝居も踊りも素晴らしい合唱団、忙しい舞台裏を走り回ってくれた文字通り縁の下の力持ちのスタッフの皆さん・・・・
あぁ、全て挙げようとすると、それだけでブログが終わっちゃいそうなのだけど、本当に多くの人に助けられて、私は楽しく気持ちよく歌うことが出来たのだった。心からの感謝で一杯です。
こうして産まれたこの作品が、もっとたくさんの人に愛されて、引き継がれて行く事を祈るばかりです。
楽しく充実した稽古の合間には、懐かしい友人たちとの笑い溢れる楽しい再会も果たし、かなり充実した東京生活になった。なんと言っても久しぶりの一人暮らしは楽しすぎる♪
また機会があったら、皆さん遊んで下さい!


さて、オペラの最後には夫も来日し、いよいよ日本観光が始まった。

まずは公演後に妹宅で可愛くて死にそうな姪っ子と遊んだ後、夫の希望で北海道へ。
今回は世界自然遺産の知床と、とにかく北海道の雄大な自然を満喫したい!という彼の為に、
札幌から旭川空港に飛び、レンタカーを借りてこの日は富良野経由で旭岳温泉へ。
翌日は北海道最高峰の旭岳登山。しかし見事な悪天候に恵まれ、必死に登ったっつーのに、山頂では霧で何にも見えなかった。((´༎ຶ۝༎ຶ)
でも宿泊先の大雪山白樺荘の温泉が素晴らしくて、2泊の間に5回も入った私。これだけで日本に帰って来た幸せを満喫できた。
山頂で黙々とお弁当を召し上がる登山者の皆さん。他にやる事ないし・・・。(涙)

その後は層雲峡・黒岳を経て知床へ。羅臼温泉のペンションラウスクルに宿泊。ここはご飯が美味しかった!
知床では知床五湖のガイドツアーに参加した。ツアー料金はちょっとお高かったけど、ちょうどヒグマの活動期で、ガイドなしでは原生林内を散策できなかったのである。
死ぬほど鬱陶しい蚊と戦いながら(売店に売っていた虫除けスプレー全く役に立たず!)、それでもこの日は本当に素晴らしい晴天で、知床連峰が湖に映る景色を堪能した。
絵葉書にして売りたい!
知床の後は、網走監獄や原生花園を見学しつつサロマ湖へ。
ホタテの貝柱が大好きな夫の為にこちらの行程を組んだ、優しき妻。(^m^ )
凄い山道を延々と登り、本当に道はあっているのか、と不安になる頃に到着したサロマ湖展望台。
でも登った甲斐がありました!

サロマ湖では、バイカーが集まる民宿さろまにあんに泊まり、同宿の皆さんと一緒に食事やら食後の団欒やらを楽しんだ。イタリア人の宿泊は初めてだそうで、簡単なイタリア語を教えてあげたりしたけど、きっと忘れてしまったことだろう・・・。

その後は札幌の叔母宅に2泊お世話になり、小樽&札幌市内観光、札幌ビール園、ラーメンなど、見といたほうが良いだろうコースを網羅した。
札幌では参院選の応援演説にやってきた安倍首相にも遭遇。「首相」という人を生で見るのは初めてかもしれない・・・という妙な事に感動した私であった。
小樽運河

札幌ビール園。子供の頃よりずっと進化していて、結構美味しかったし良い雰囲気だった。札幌市民の叔母もビックリしていた!

札幌の風景色々。大通り公園、TV塔、時計台、そしてラーメン♪

帰宅は新千歳から関空へ直行のピーチ航空で。
この日は遅延が多くて、私たちの便も1時間以上の遅れが出て、関空から乗るバスが最終ギリギリになってしまった。おまけにピーチ航空は関空の第2ターミナルに到着するってことを知らなかったので、飛行機を降りてから焦った。こういう事は事前にチェックしておかなくてはならぬ、と反省。
まぁ、間に合ったからいいけど。

というわけで、飛行機もレンタカーも宿も全てネットで予約して、どうなる事かとちょっと不安もあったけど、無事に行程を終了できて本当に良かった。
夫も大満足の北海道旅行になり、次回は稚内~礼文・利尻島に行きたいと言ってるけど、さて、いつになるやら・・・。

ではin Giappone その2につづく・・・。